高校放送OBの「放送日和。」第一弾。高校放送の魅力。(流星×りんりん)

高校放送OBの「放送日和。」流星×りんりん

先日、高校放送の延長線上は放送研究会じゃないよーって話を記事にしました。

その結果、思ってた以上の方に反応や意見頂きました。ありがとうございます。

でもよく考えたら、高校生の時の自分自身も一緒で、大学放送に不安と期待でいっぱいだったんです。

だから、少しでも参考になればなぁと思ってこんな企画を用意しました。

高校放送OBの「放送日和。」

とはいえ、別に固い記事は好きじゃないんです。だって高校放送って言ってもどこも一緒じゃないし、各学校で特徴や違いは大いにあるはずなので。(文句受けたくないし笑)

なので、高校放送に携わった人間が高校放送を振り返る。そんな企画です。

今回、こんな需要不明な企画をするにあたり僕が一番大好きな放送OBと対談形式にしました。

また全体としてかなり長いので何回かに分けてお送りします。

現役生にも、OB生にも楽しんでいただけるものになってるかな?

全体としてゆるーく進んでいきますがお付き合いください。

 

・プロフィール

☆流星

このサイトの管理者。高校から放送部に入部。

元々は声優を目指していて高校在学中に某養成所にも2年間通いました。

アナウンスは都決勝まで、ラジオドラマは都高文祭1位、N杯全国準々決勝が最高。

将来はラジオを仕事にするために努力中。学生ラジオ番組などいろんなことをしてます。

 

☆りんりん

同じ放送部だった機材好き。僕の機材沼はりんりん始まり。

アナウンス、テレビ、ラジオ、研発と正直携わったものが上位入賞だらけで恐怖。

1番わかりやすいのはN63優良賞「サクラ作」の映像、音響、編集担当。

放送技術の方向で夢を目指すべく、外部の現場などで技術を修行中。

 

高校放送の魅力=強制力?

流「じゃあ議題を…議題って言うほどじゃないけど。放研が高校放送とは違うって言う記事を書いたのよ。」

り「読みました読みました、それは読んだよ。ワイは放研入ってないからわからんけど。(笑)」

流「ほんと高校放送の雰囲気ってないわけよ。まぁ高校放送の雰囲気っていうのはどうかと思うんだけど。」

り「なるほど。中高の部活と大学の吹奏楽サークルの違いについて友達も同じこと言ってたから。
やっぱサークルになると違うよね。」

ー部活とサークル。そもそも、比べること自体間違っているように感じますね。

流「まず高校放送の魅力っていうか。何が楽しかった?」

り「まぁ…なんだろう。…行かなきゃいけなかったじゃん。」

流・り「ハハハ!(笑いが止まらない)」

り「言ってしまえばね。」

流「週4プラス、土日…ねぇ。」

り「なんというか、行く場所があったわけですよ。必ず。その、みんながいて。暇な時間もありましたけど。」

流「そうね。練習やんなかったり、人狼やってたりしてたね(皮肉を込めて)」

り「まぁ。だからね、その空間自体が楽しかったかなぁ。」

流「ああやって集まる場所ってないもんね。サークルだって週に二回しかないし。」

り「やっぱ大学生ってさ、バイトしなきゃいけない。用事も増えていってさ。」

流「うん、忙しいよね。」

り「バイトってお金稼げるけど、サークルって稼げない。そこデカイよね。」

流「そこでサークルって、強制力ないじゃん。一切ない。(高校放送で)強制されるのも嫌だけどいざ無くなってしまうっていうのもね。」

ーここでの強制は普通で使われる強制とは違い、固定された時間というのに近いですね。みんな必ず集まる固定の時間。

り「今さ、映像のサークルに入ってはいるんだけど…機材が学校持ちで色々あるから、それを利用して学祭のステージの中継してみたりとか、自主制作ドラマを作ってみたりとか。他のサークルの公演を取ったりするっていう感じのサークルなんだけど。」

流「へー!」

り「個人的に思うことなんだけど。例えば、外部のサークルの依頼が入ったりするんだよね。まぁ機会として与えられるんだけど。今直面してる問題ってのが、行ってもお金出ないじゃんていう。」

流「現金な話ね。」

り「予定やバイトを減らしてまで行く価値があるのかっていう…。時間とか労力の分だけペイできるだけの魅力がないのかなって。」

流「なるほどね。時間に対しての経験値とかそういう話?」

り「そう。例えば、今度オペラを学部でやるみたいなんだけど、そこの撮影をリアルタイムでスイッチングしたりする撮影があって。大掛かりなものは経験値になるから。しかもスイッチャーを入れてやるっていうのはなかなかない経験だから良いと機会だと思うんだけど。」

流「いい経験よね。」

り「でも一方で、カメラで2、3台を適当に回していく他サークルの収録って、まぁあまり面白くないし物足りないかなぁって。」

流「保護者とかでも出来ちゃいそうだもんね。」

り「学校柄、外部の現場のバイトも紹介来るから、それに比べるとやっぱりどうしても足りないかなー。価値を見出せないと参加者がつきづらいのかなって。」

流「確かに魅力がないと、外部の機材の仕事とかはやりづらいかなぁ。時間割いてまでやるっていうのはきついかも。特にバイト入ってたらね…。」

り「だから高校放送のいいとこって部活として高校生活のタイムスケジュール中に存在してることかな。」

流「うん。」

り「大学生になるとさぁ、『コスパ悪くね』みたいな。」

流「効率厨みたいなね(笑)」

り「でも高校放送はひたすら熱心に打ち込めるわけじゃん。」

流「時間をちゃんと与えられてるから、その中でちゃんとやろうっていう。」

り「その環境がずらっと一列に並んでるわけじゃん。他の学校も放送部があって放課後に活動していてっていう。統一された空間で競いあっていけるみたいな。そういうとこに魅力があるじゃないかな。」

ー統一されているからこそ、競い合える。というのは真理な気がします。

(大雨にカメラを構え喜ぶ現役時代のりんりん)

大学に入ってから思うこと。

流「確かに大学放送って、いかに自分の趣味の時間を割けるかっていう、良くも悪くも自分のやりたいことを追求するみたいなね。」

り「でもほんとにそう。よくも悪くも出来るみたいな。大学生はそんな感じ。」

流「機材、人、環境いろいろ揃うからね。お金次第だけど(苦笑)」

り「高校の頃さぁ、あれだけ憧れた業務用ビデオカメラとかも腐るほど触ってるわけなんですけど、あの頃思い描いてたものとは違うかなぁみたいのは、なくはないかなぁ。」

流「どういうこと?」

り「高校の放送部の時代にそれに触れていたら楽しかったなぁみたいな。大学生だと普通というか。」

流「確かにね。高い機材を持ってもこれをいかにどう使いこなすかみたいな。逆に言えばもっと高い機材持ってる人もいるし。『なんでそんなの持ってるん?』みたいな(笑)」

り「夢があったなぁって思わない?」

流「なんかね、あったよね。あの頃に比べて現実に来ちゃった感があるね。時間と効率の問題があるから。放送部内の時間でやってることってどんなに効率が悪くても許せるじゃん。大学生はそうはいかないから。」

り「お金って概念がすごい身近になった。(笑)」

流「放送部に戻りたいなぁ。あの放送室でいつでも収録できるって環境は、今考えたら最高だったなって(笑)」

り「労力やお金を費やすだけだとやってけないし。」

流「だってさ、作品一つ作ってさ、何も返ってこなかったら『なんで作ったの?』っていう。」

り「放送部はお金かからないし、」

流「落ちたら死ぬわけでもないし(笑)」

ー実際に作品を作るためにはお金が多くかかることを実感したからこそ思うこと。高校の作品8分に3時間もの収録時間なんて、今考えたら恐ろしくて出来ません。でもそれが許されるのは「全力で作品と向き合える。」「作品を作らなければいけない」という環境があったからなのでしょう。

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第一弾はここまで!

思いの外、長くなってしまい、音源を文字起こしするのに苦労しています(笑)

読む人のことを考えても、3000文字近くあるのでここらで次回へ続く!

感想、意見等あったらコメントにどうぞ!ツイッターのリプ、DMでも大丈夫です。

 

そんなわけで毎日に夢を描いて。


あなたの流れ星になる為にひたむきに頑張ります!


ここまでのお相手は、「りゅーせー」こと岩本流星でした!


 

 

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