キャラについて
「お前、誰だよぉぉぉぉ!!!!」
オーバーに言いましたが今回はそういうことです。
キャラについて考えていこうと思います!
ちなみに都予選ではこの言葉を頭の中で何度叫んだか分かりません。
(全国準々決勝でも稀にありましたが…)
いくらいい台本だとしても、
「誰が、何を、話しているのか」
が分からないほどつらいものはありません。
この項目については、もはや気配りの領域です。
聞き手に、いかに心地よく聞いてもらえるか。
一緒に考えていきましょう!
☆ポイント
- 1人~3人の主要CV。モブも少なめに。
- キャラの個性。
- 女子の声質に注意。
・主要CVの数は大きなポイントになります。
最近のアニメなどはキャラが多いほど、声優さんも付きますし、商売的なメリットも多いでしょうし、普通に創作の面でいえば話が深くなる、濃くなるといったところでしょうか。
しかしですよ?
あれは映像、そしてプロがやるからいいのであって…大会には向いていないと思うのです。
例を挙げましょう。
あ、これはこういう作品がいけない、批判ってわけではありませんよ(汗
A「さぁ!冒険に出かけようぜ!」
B「彼は魔導士シャイン、近未来に生きる現代魔術師である。名前とは裏腹に闇魔法を武器にする」
A「そんなこと誰も聞いて」
C「騒がしいなお前ら。少しは静かにできないのか。」
B「彼は剣士エース、剣術は確かだが性格に難あり。」
C「悪口を言われた気が。」
D「…本当のこと。」
B「彼は暗殺者キル、無口な暗殺者。特にいうことはない。」
EF(以下省略)
みたいな感じで確か6人くらいのパーティーで冒険するてきな話がありました。
ええとも、大会であった実話なんです…。
(内容は記憶が曖昧なためこんな感じ)
あの…発想は面白いんです。
各々に足りない点をカバーしあう的な話でした。
ただね…初めて聞いた人が理解できるわけなく…物語中盤で
「いや、誰だよ!」
って感じになってました。勿体ない…。
(出来れば製作者の人と話したかったのですが実現せず…)
これはあまりにも顕著な例なのですが、理解してもらえたでしょうか。
単純にキャラが多いと聞いてる側はキャラの判別だけでいっぱいいっぱいに。
そして肝心な内容が入ってこなくなります。とてももったいないです。
それに短い時間なので、キャラは少ないほうが聞かせやすいです。
実際に作ってみて、聞いてもらうと分かりやすいかと思います。
・とにかくキャラを分かりやすく聞かせるためには個性。
個性といっても今回取り上げる意味での個性は「区別できる範囲での」といったところでしょうか。
特殊な個性はその作品ごとで決めるのがいいと思います。
個性を出したいからってむやみにお嬢様とかを出せばいいってわけではありませんねw
語尾、口調や一人称でキャラそのものの個性を作ってあげます。
CVの声質によっても区別がしやすいでしょう。
とはいえある程度意識すれば難しいことではないと思います!
そもそもドラマ、というのは考え方などが違うキャラクターが織りなすストーリーというのが多いですから言うまでもなく区別できてることもあります。
変に意識しすぎるのもよくないかもしれませんね(汗
・放送部ってなぜか女子が多いですよね。
男子が多いところもあるみたいですが全体を見ると女子が多い印象を受けます。
そんな中で、ラジオドラマを含む作品制作で苦労するのがキャスティングでしょう。
制作を一度すれば分かりますが、元からCVの人をモデルにしてキャラ作りしてる場合は別ですが、ほんと大変です。悩みます。
女子高などは大変だと思うのですが、理想は男女なんでしょうね。
他にも年が離れていたりすると区別しやすいでしょうか。
学園モノ、で女子高生2人とか3人とかはほんと工夫してほしいと思います。
また、内輪だけの思い込みの可能性も疑いましょう。
声にも慣れが起きます。
普段聞き分けられるAちゃんとBちゃんの声…ただ外部が聞いたらどっちも元気な女の子にしか聞こえない!なんてこともあります。
出来るだけ知らない人(部活以外の友人)とかに聞いてもらうといいかもしれません。
結局は気配りだけのことかもしれません。
ただそれでも、作品の良し悪しは変化します。
少しでも聞きやすく。その心がけを忘れないでほしいと思います(^▽^)/