命を重ねるということ。
2019年12月8日、21歳になりました。
20歳までは「“あと何年”でお酒解禁だ〜!」という具合に年齢は重ねつつも減らすものでした。
両親とも毎晩お酒を飲むような家庭なので、お酒を飲めるってことが大人の証明のような気がしてました。
目標、みたいなものだったんですよね。
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実際20歳になって1年過ごして。
変わんないですね、何も。
もっと世界が鮮やかに見えたりするのかなって思ってたけど、何も変わらない。
どうしようもない環境とか、夢を諦めきれない心とか、面白いものを作りたいっていう想いとか。
良くも悪くも何も変わらなかったです。
強いて言うなら、大学生の同級生とお酒を飲むと
「意外と人間っぽいんだね」って言われること。
正直大学の人とは腹割って話してなかったので、お酒の力を借りたみたい。
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これから先は、歳を重ねるのを数える作業です。
今までの「数を減らす」歳の重ね方じゃない。少し憂鬱だなって思ってました。
でも。
最近、色々な幸せなことがあって。
具体的に書けるものだけ、聞いてください。
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1つめ、起業する話。
夏前から「やりたいだけの状態」を「事業計画」にする作業をしてきました。
誰しも本当にやりたいことがあって、でも何故か社会に出ると諦める人も多いです。
自分に「生きるため」とか「才能がない」とか言い聞かせてる人も少なくない。
僕は壮大にいえば「生きる意味」を探していて。
かの有名なドラッカーさんに言わせれば
「何によって憶えられたいか」です。
僕は「ラジオドラマを広めた人間」になりたいです。
他の創作(映画や漫画)と同じように、ラジオドラマをもっとみんなが普通に楽しめる。
作り手がもっと夢を見れて、聞き手は作品を楽しみに待っている。
聞き手の感想が作り手を支えて、また大きな夢が生み出されていく。
そんな幸せな世界を死ぬまでに作りたいです。
きっと“僕”は、今の日本の会社員で時給制の如く働くのは向いてません。
自分の想いと行動、プランと事業で評価してもらって、その対価を目に見える形で頂く。
夢を現実に持ち込んで、笑われようが指を指されようが、「俺の夢はこれだ!」って「こんな世界で生きたくないですか?」って言い続けたい。
そんな想いをしっかりと言語化して、事業にしようとしてます。
この過程で、起業の先輩・先生方、大学の先生、仲の良い友人、創作仲間、多くの方にお話してぼやけていた自分の夢が芯のある確かなモノに変わっていきました。
夢を笑わず、否定せず、時に厳しく、本当に僕は周りの人に恵まれているなと思います。
幸せだなぁ。
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2つめ、支えてくれる人。
今、付き合ってる人がいます。
まだ1ヶ月くらいで、今こんなことをいうと「付き合いたてだから」と言われそうで言葉にしてませんでしたが、良い機会なので。
僕にとって1番大切な人です。
僕の夢を理解してくれて、一緒に笑って泣いてくれる大切な人です。
価値観がめちゃくちゃあってて、「あぁきっと、彼女と出会うのが運命だったんだろうな」って思うほど。
幸せにしたいと思える相手がいることが、幸せだなと。
嬉しいことは一緒に喜ぶから倍嬉しくて、悲しいことや辛いことは僕が受け止めて半分にする。
大好きな瀬尾まいこ先生の言葉
「娘との生活が始まってから、明日が二つやってくるようになった気がする。自分の明日と、たくさんの可能性と未来に満ちた娘の明日。自分以外の誰かの未来に手を触れることができるのは、どんな厄介ごとが付きまとったとしても、幸せなことだ。(本文より)」
http://renzaburo.jp/shinkan_list/temaemiso/171117_book01.html (記事)作品→瀬尾まいこ著『そして、バトンは渡された』
これって娘だけじゃなくて彼女にも言える気がしていて。
子供ほどは干渉しないけど、でも彼女の幸せを願うことってこういうことなんだろうなって。
今の僕が頑張れるのは半分は彼女のおかげです。あとは自分で頑張らなくちゃね。
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最後に。幸せなこと。
歳を重ねることって、命を重ねるということ。
今を生きる一瞬一瞬が本当に少しづつ「自分」という他の誰にも変えがたいものを作っている感覚がある。
”生きているから“誰かと話が出来て、心が触れ合って、笑って泣いて、夢が膨らんで。
確実に僕の知らなかった世界が近づいてきて、ただ生きてたら出会えなかっただろう人たちと沢山出会えて。
白紙だった僕は、今は沢山の色で溢れてる。
そんな軌跡をふと振り返れば、「あぁ奇跡も運命も、いつだってそばにあったんだ。」そう思います。
これからも信じていきたい。
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色んなことがあったけど。
少しづつ自分の生きてる証明が出来るのがたまらなく…嬉しいとか良かったじゃなくて「生きてるなぁ」って思うんです。
だから僕はこの想いを描きたいし、届けたい。
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命を重ねることは、生きるってこと。
当たり前だけど、当たり前に出来ないから。
きっと尊くて、幸せなことだ。
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色々なとっちらかった文ですが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
この文と同じように僕の心は整理がつかないくらい忙しくて幸せです。
この幸せはきっとこの文を最後まで読んでくださったあなたからも少し貰ってます。
どうか21歳、その先の流星をよろしくおねがいします。
ありがとうございました。